ポートフォリオは定期的に見な直すべし
ポートフォリオを組む
個別株を保有することは時には難しいことがあります。それは個別株ならでは様々な問題に直面するからです。特に個別柄をひとつしか保有していない場合はリスクが非常に高くなり易い傾向があります。
ひとつの銘柄に固執してしまうと、その銘柄の業績が悪くなってしまったり、最近のように好決算であっても売りが先行してしまい株価が下落ということもあります。また相場のトレンドが変わってしまうことも度々起こります。
経済情勢や国の借金、インフレ率、雇用情勢、失業率、消費者物価指数、為替など多くの事柄にも影響を受けてしまいます。
リスクを少しでも軽減する為にお勧めなのはポートフォリオを組むことです。資産を単一のものにするのではなく、株であれば違う業種の銘柄、違う国の銘柄、債券、REIT、仮想通貨、金など様々なものに分散させるのです。
ポートフォリオは定期的に見直すべし
一度組んだポートフォリオはそのままの状態で長年保有するのはリスクになる可能性があります。特に順調にいっているポートフォリオ程過ちに陥りやすいです。
1年程コロナ過を駆け抜けた信頼のできるポートフォリオはどうでしょうか?また価値が上がると淡い信頼を寄せているようでは危険です。
一度成功したことが同じように成功するとは限らないのが投資の世界です。2021年5月になり過去最高新記録を出していた米国株式市場が突然のように暴落するということが今週起きた大きな出来事です。
ずっと同じポートフォリオを組んでいたことにより大きな損失を出してしまった方達が多くいらっしゃいます。
大暴落の時または今後暴落が見込まれるとき、トレンドが変わる潮目の時、こういう状況では素早い判断が必要になります。
資産をより安全なものに切り替えることも大切ですし、保有銘柄を売却し保有資産を身軽にして乗り切る方法もあります。
どれくらいの頻度でポートフォリオを見直す必要があるか?
最低でも月1一回はポートフォリオを見直す必要があると思います。投資を取り巻く環境は恐ろしいほどのスピードで目まぐるしく変化していきます。1個人ではなかなか把握しきれないほどの情報量になる可能性も高いです。
国内のニュースのみならず海外のニュースにも目を向ける必要があります。些細な事柄でも多くな変化の前触れとなる可能性もあります。
SNSをしている方はさらに有利に進めらることもあります。世の中のニュースよりもSNSの方がはるかに情報伝達のスピードが速いからです。その代わりSNSの情報は全て鵜呑みにできないというジレンマもあります。
プロにポートフォリオを任せることも大切です。
個人投資家はどうしても機関投資家や指標に基づいた基準に資産運用の成績で負けてしまうことがあります。それならいっそのことプロの投資家に資産運用を任せてしまう方がずっと楽で便利です。
投資信託やETFなどが良い例です。毎月一定金額もしくは任意で金額の増減はできますが、全て任せることとにより資産運用がずっと成功しやすい可能性もあります。
少ない資金からでも始められる投資信託やETFはプロが運用することによって自然と分散投資ができるようになります。
最初からある程度まとまった資産があれば個別株で分散投資は可能です。
投資信託やETFを運用しながら、個別銘柄を組み合わせて運用する方法もあります。初めて投資を始める方や、投資歴の浅い方はまず投資信託やETFなどで値動きを体感していく方が良いかもしれません。
決して個別株がだめという訳ではありませんが、個別株で運用成績を上げるためには多大な時間が必要になる場合があります。