資産運用はまずお金の管理から
資産運用を始める前に
資産運用と聞くとハードルが高いとか、お金が無いから無理とあきらめてしまう方も多いと思います。
そもそも資産運用するためには余裕資金がなければできないことです。そのためにはまずある程度のお金の余裕を持つ必要があります。
仕事をしていればお給料という形で収入が入ってきます。給料明細は電子版になっている企業も増加傾向にありますが、紙面で頂けるところもあると思います。
多くの方はご自身の収入は把握されていると思います。ただ殆どの場合は1万円単位あるいは千円単位まで把握はしているが、1円単位までは把握されていないはずです。
支出の方はどうでしょうか?家賃、光熱費、通信費、食費、教育費、交通費、交際費、保険料金、家や車のローンなどすべて詳細まで把握されていますでしょうか?
大まかには収入や支出のお金の流れは理解しているが、現実には細かいところまで気にしていない事が多いと思います。
資産運用を始めるために余裕資金を捻出するためには以下のことが必要になります。
収入>支出
収入が多い/少ない関わらずかならず支出を超えないような生活をすることが大切です。
年収が多いからといってお金に余裕があるという訳ではありません。収入が多ければ貯金が多いとは必ずしも言えません。
むしろ収入が多い方達は支出も多くなる傾向があり、貯金や資産運用にお金をまわせない場合もあるのです。
年収が少ないと余裕資金が多いかというとそうではありません。収入と支出が近い金額になりなかなかお金が増加しないぎりぎりの生活を余儀なくされている方達もいらっしゃると思います。
資産運用をするためにはまずはご自身の生活に必要なお金の流れ(キャッシュフロー
)を知ることが大切です。
お金の管理は資産運用の入り口
ご自身のキャッシュフローを知るためにはお金の管理をしっかりすることをお勧め致します。
スマートフォンのアプリなどでもお金の管理ができる便利なものがたくさんあります。
わたしが欠かさず行っているのは「家計簿」をエクセルでつけることです。もちろんエクセルでなくても紙媒体の家計簿でも良いと思います。
家計簿には収入はもちろん全ての支出を記録するようにしています。スーパーやコンビニなどで買い物をした際は必ずレシートを貰うようにしています。
そしてレシートは家計簿に記録してから捨てるようにしています。
またお金の管理で特に役に立つものはクレジットカードです。クレジットカードを使用するとすぐに使用した金額を確認できるメリットがあります。
クレジットカードの明細書はレシートのように重宝していますが、インターネット上でいつでも遡って確認できるのでとても便利です。
クレジットカードがあるとお金を使いすぎてしまうのではないかと心配やデメリットもあるかもしれません。
しかし「家計簿」を付けるようになってから、クレジットカードを含め無駄遣いが極端に減少したように感じています。
「家計簿」は自己満足だけで終わらないようにしましょう。
「家計簿」を付けているだけでもお金の管理はしっかりできていると思いますが、記入することだけで満足してしまうのはもったいないです。
そこから支出になにか問題がないか、無駄遣いが無かったか、減らせるものはないか考えて実行する必要があります。
収入>支出
収入を増やすことも大切ですが、支出を減らす方がはるかに簡単なことです。
「家計簿」を付けることにより、キャッシュフローをしっかり把握し、余裕資金を捻出できる方は必ず将来へ向けて資産運用ができるようになります。
お金の管理は最初は面倒と感じてしまうこともあるかもしれませんが、しばらく経つとだんだん慣れて習慣化されていきます。
資産運用をするためにはじめの一歩を踏み出しましょう!!