びーちゃんの資産運用ブログ

資産運用で気が付いた大切なことを共有したいと思います。

決算またぎはするかしないかで大きな差

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決算またぎとは?

 

上場している企業は3か月ごとに決算を発表する義務があります。投資家にとっても企業の決算発表はとても重要な意味を持ちます。

 

それは決算報告を通じて企業の経営状況を把握でき、投資するか否かの投資基準にもなるからです。

 

決算またぎとは決算発表がある企業の株を決算前から決算後まで続けて保有する事です。決算またぎは時として大きなリスクとなることがあります。

 

決算またぎがリスクになる理由

 

決算は言わば会社の成績簿です。企業の経営状態によっては良い決算にも悪い決算にもなります。

 

企業の経営状態が芳しくない場合、決算はもちろん悪いものになります。そうなると株価が下落してしまいます。

 

一方で良い決算をした場合はどうでしょうか?株価が上がる場合ももちろんあるのですが、最近は株価が下落していること多いです。

 

これは「予想より決算が良くなかった。」「次の決算では前の決算を超えることができない。」まどネガティブな思惑が重なることも挙げられます。

 

また既に株高の場合は利益確定売りをしてしまう投資家も多いと思われます。

 

決算では決算が良くも悪くもないという場合もあります。いわゆる横ばいの状態です。こちらも株価の動きは微妙になる可能性が高いです。

 

結果として決算またぎをしてしまうと株価が下落してしまうことが多いという事になります。

 

決算時は投資のチャンス

 

わたしは決算時は投資のチャンスだと思っています。決算前には株価が上昇しやすい傾向にありますので、一旦株を手放してしまうこともできます。

 

そして決算後に株価が下落したところで株を購入するのです。安値で株が購入ができるのでとてもお買い得です。

 

意図的に決算またぎしないような取引をすることによって、決算またぎのストレスがなくなり運用成績も以前より良くなりました。

 

見極めが大事な企業もある

 

すべての企業の決算またぎが悪い場合でないこともあります。決算を通してより株価が高値になる銘柄もあるからです。

 

この変のさじ加減は完全に読み切るのは難しい場合もありますが、常に保有している株の銘柄の情報を収集しておく必要があります。

 

米国の高配当株のように長期保有前提の銘柄であれば、あまり決算またぎを気にせずにそのまま保有しておいた方が良いこともあります。

 

株価もなんだかんだで言って安定しているので、株価が下落すればすぐに欲しくて購入する人がいるのでしょう。

 

日本株の権利日も同じような光景

日本の株主優待券や配当金の権利日でも同じような現象が起こります。権利日に向かって通常株価はどんどん上昇していきます。そして権利落ち日に株価が一気に下落します。

 

個人投資家にも大人気の株主優待や配当金も同じインカムゲインなのですが、それ以上に権利日またぎによる株価の下落によってそれ以上のキャピタルロスを生み出してしまう可能性もあります。

 

投資をする上で保有する銘柄の「決算日」と「権利日」というのは常に頭の片隅に置いておく必要があります。もちろんこのような重要な日付は証券会社からも通知があります。

 

「決算日」と「権利日」を上手く乗り越えることができれば資産運用がより一層充実したものになることは間違いありません。

 

まとめ

決算またぎをするしないの最終決断はあくまで投資家の基準や投資スタイルによります。投資は常にリスクを抱えていますが、思わぬ嬉しいサプライズが起こることも多々あります。

 

最近あまり運用成績が思わしくないという場合は、以前とは少し違うスタイルで投資してみるのも良いかもしれません。